サーキットの方もジムカーナ的な練習をした方が良いと思う理由 

私はモトジムカーナとサーキット走行を両方やっています。どちらも、それなりに走れるようになってきました。



ジムカーナの仲間とサーキットで走ると、ブリッピングも出来ないのに幸田サーキットでいきなり48秒出す人や、サーキット走行自体が初めてなのに、しんしろで私のグロムで31秒で走っちゃう人なんかがいて驚きます。

ジムカーナの方が優れているということが言いたいわけではなく、練習方法が違う結果、そうなるんだなと思ったのでブログを書きます。
先に書きますが、どっちも最高です。相乗効果で両方上手くなります。
★話をシンプルにするために、8の字に関して書きます。

ライディングスクールなどで8の字走行というと、時間も短く、そのあとのスラローム走行やコース走行の前の前菜という感じの扱いです。
サーキット勢の方の8の字も、単にタイヤを暖めるためとか、ブレーキやサスに熱を入れるためという感じが多いみたいです。

ジムカーナ練習会だと、8の字走行のタイム計測をする事が多いです。パイロンパーク鈴鹿なんかでは、常設で計測できたりします。

初心者向けのライディングスクールで8の字走行をする人を見ていると、バイクを立てたままブレーキ、速度が落ちてからバンク。ラインも、小さく入って大きく出ちゃう。そんな光景をよく見ました。

私は、タイム計測をする8の字走行が、手っ取り早く基礎を身につけられると思っています。

タイムを出すためには、先にバンクさせてからのブレーキとか、バンク中のブレーキ操作が必須になります。
そして、大きく入って小さく出るというライン取りと、リアタイヤのグリップを感じながらのアクセルオン。
何よりも、リアブレーキの使い方だと思います。

バイク乗り始めの頃の8の字はこんな感じで、まるで出来ていませんでした。


最近の8の字ですが、かなりマシになりました。


上の8の字ではやっていなくて下の8の字ではやっていることが、立ち上がりでかなり早めにアクセル開けてリアブレーキをかけてバイクを抑えることと、バンク中のフロントブレーキ操作です。

☆タイム計測の8の字をやり続けているウチに、フロントフォークを縮めながらターンするとか、パイロンに寄せることが身につきます。リアブレーキも積極的に使いますし、バンクさせてからフロントブレーキをけっこう強く使ったりすることも覚えます。
これが、サーキット走行にかなり効いていると思います。

・サーキットの仲間にリアブレーキのことを聞くと、ほぼ使ってないとか、速度調整に少し使うという方が多かったです。
幸田サーキットのこのヘアピンが連続するところですが、私よりタイムが速い方にもここで追いつけたりします。
私はここはそこそこ速く走ることが出来るんですが、リアブレーキを積極的に使っています。


8の字で身につけたことなんですが、リアブレーキで後ろに引っ張られるような感じになりながらターンをしてアクセルを早めに開けます。リアブレーキでバイクを抑えながらターンを続け、向きが変わったら一気にリアブレーキをリリースしてラグなく加速しています。

右ターンだとブーツ擦らない? と聞かれますが、リアブレーキでコントロールしていると、そこまでバンクさせなくてもけっこう速く走れます。

もちろん、フロントブレーキだけでイケる方はそれでも良いと思います。無理にリアブレーキを使う必要はないです。
でも、引き出しが多い方が色々なことが出来て楽しいです。

☆サーキット走行を始めて日が浅いなら、ジムカーナの練習会に何回か参加した方が、手っ取り早く速く走れるようになると思います。

逆に、ジムカーナの方もサーキット走行をすると良いと思います。何よりも、普段練習していることが通用します。それだけでも楽しいですが、速度域が上がると、いつも出来ていることが出来なくなる感覚も味わえます。

そして、3倍とかの速度域でいつも出来ていることが出来るようになると、実質シャアです。赤い彗星になれます。
ただ、サーキット走行は転倒した時のリスクが高いので、なかなか勧めづらいです(>_<)
でも、ジムカーナで伸び悩みを感じたら、試すのもありだと思います。

幸田サーキットのマイバイク走行会は、ジムカーナ装備で走れます。お勧めです。
幸田サーキットマイバイク走行会

ジムカーナの練習会は、最初は岡崎のキョウセイ交通大学のクリスプがお勧めです。
のんびりの方から始めれば良いと思います。
クリスプ

あとは、パイロンパーク鈴鹿! 超お勧めです!
パイロンパーク鈴鹿

☆サーキット走行を始めたばかりの時って、何をしたらいいのかわからないんですよね。ひたすら走ってもタイムは上がってきますけど、コケたりコースアウトしたりで効率が悪い気がします。まずはバイクの挙動とか基礎を練習した方が、その先のロードマップを作りやすいと思います。

私もサーキット走行を始めてハマり、わけもわからずに走っていてハイサイドで記憶を飛ばしました。サスをストロークさせるとか、フロントブレーキやリアブレーキの使い方をわかった上で行けば良かったなと、少し後悔をしています。
でも、サーキットって、タイムとか関係なしに楽しいんですよね。夢中で走っちゃう気持ちがよくわかります。


膝スリ8の字は、サーキットで速くなる要素が詰まっていると思います。もの凄くお勧めです。

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